AIKO、Intersolar Europe 2025にて「NAVIGATOR」インテリジェントモジュールを発表 〜太陽光発電の知能化と高効率化に新たな基準を提示〜
2025年5月7日、ミュンヘン
高効率太陽光技術のグローバルリーダーであり、N型ABC技術のパイオニアであるAIKOは、本日、Intersolar Europe 2025において最新の革新製品「NAVIGATOR インテリジェントモジュール」を発表しました。この発表は、高性能PVモジュールに知能を組み込む大きな一歩であり、発電資産の収益性向上、運用コスト削減、そして長期的価値の最大化に貢献します。
外観上はAIKOの高評価N型ABCモジュールと類似していますが、NAVIGATORの核心は完全な知能統合にあり、リアルタイムモニタリングとデータに基づく最適化を通じて、年間3〜5%の発電量向上が実現可能です。
見えない力、確かな成果
NAVIGATORは**PLC(Power Line Communication)**技術を搭載したスマートジャンクションボックスを備え、既存のDCケーブルを通じてリアルタイムの運転データを送信します。追加配線は一切不要であり、データは中央ゲートウェイを経由してクラウド型スマート管理プラットフォームへ連携され、各モジュールの性能を個別に監視することができます。
これにより、真のモジュールレベル監視が可能となり、異常の早期発見、AIによる診断、潜在的な障害の迅速な対応が可能になります。ある10MWの太陽光発電所においては、NAVIGATORモジュールによって年間30万kWhの見えない損失を回収できるとAIKOは試算しています。
発電効率だけでなく、O&M効率も革新
NAVIGATORは発電向上にとどまらず、O&M業務の大幅な効率化も実現します。従来のシステムでは、10MW規模の現場検査に10人で3日を要していましたが、NAVIGATORのスマート検収ツールを使えば、1人で1時間未満で完了でき、作業量は95%以上削減されます。
現在もスマート、未来はさらにスマート
NAVIGATORは低コスト・低負担でインテリジェントな太陽光発電資産管理を可能にし、追加配線不要、設置変更最小限という導入のしやすさを備えています。さらに、その内蔵通信機能により、将来的なAI診断や自動O&Mの基盤を提供し、太陽光発電のスマート化を一層加速させます。
発電量を高めるだけではなく、太陽光の次世代インテリジェンスに向けた準備が今、始まります。
